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健康ガイドブログ ちょっと寄り道

現役治療師による、ちょっと片手間に健康について学べるブログ。

12月1日は「世界エイズデー」

皆さんこんにちは。

本日12月1日は世界エイズデーと定められています。

 

実際に知っているようであまり知らないAIDS(HIV)について解説するとともに、どんな活動がされているのか、日本での状況はどうなのかなどを書いていきます。

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世界エイズデーとは

世界エイズデーは、世界レベルでのエイズの蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的にWHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に世界各国で行われるエイズに関する啓発活動のことです。(厚生労働のHPより引用)

 

日本でも活動がされており、今年度は11月29日に赤坂BLITZでRED RIBBON LIVEが、12月4日に渋谷のハチ周辺で街頭キャンペーンやHIV無料検査などを行っているようです。(各種イベントの内容や参加条件はご自身で確認してください)

 

 

 

エイズHIV)とは

HIVは免疫の中で重要な働きをする白血球(Tリンパ球やマクロファージなど)に感染するウイルスです。HIV患者とはヒト免疫不全ウイルスに感染した状態で、人間が感染すると免疫力が低下してしまいます。

 

そのため適切な治療をしないでいると免疫力がどんどん衰えていき、感染して数年~10年程度で本来であれば問題ない菌やウイルスなどに感染するようになってしまいます。

 

その免疫力の低下によって引き起こされる病気のなかで、エイズ指標疾患とされるものに当てはまる場合はエイズ患者とされます。

 

 

 

どうやって感染するのか

HIVを含んだ血液、精液、膣分泌液、母乳などの体液が粘膜部分や傷口に接触することで感染します。汗や唾液、尿や便などでは感染しません。

 

日本では性行為による感染が最も多く、その他には静注薬物の使用・母子感染等がありますが、原因不明とされるものも一定数あるようです。

 

また、性行為での感染ですが1999年までは異性間性的接触のほうが同性間性的接触よりも数が多かったのですが、2000年から逆転して最近では同性間による接触感染が3倍以上の数になっています。(新規HIV感染者の場合)

 

 

 

日本と世界での状況

日本では1985年にはじめてエイズ患者が報告されており、年々増加しています。2014年度でHIV感染者は16,903人、エイズ患者は7,658人に達しています。

 

世界では2000年から2014年までで310万人いた新規HIV感染者は200万人に減っており、減少傾向が続いています。

 

しかし、日本は高止まりして横ばいの状態が続いていています。1日に約4人が新たに感染しているともいわれ、先進国の中でも唯一増加していることから批判されたこともあります。

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

日本人はエイズHIV)について知らなかったり、無関心だったりする傾向が強いように感じます。

 

一度発症してしまうと完全に治癒することは今のところできません。だからこそ早めの治療や検査が必要になってきます。

 

もし検査をする場合は、感染が疑われる日から4週間後くらいから陽性と出る可能性があるようです。ただ、個人差があるので確実に検査結果を知りたい場合は3カ月以上経過してから検査を受けるほうがいいようです。

 

今は保健所や医療機関の他にも郵送検査キットなどでも調べられます。個人が責任をもって検査・管理することがこれからは必要になるでしょう。