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健康ガイドブログ ちょっと寄り道

現役治療師による、ちょっと片手間に健康について学べるブログ。

癒しのニュースタイル⁉ 園芸療法とは

皆さんこんにちは。

今回は日本でも注目され始めている「園芸療法」について解説していきます。

 

欧米では珍しいものではないようですが、日本ではまだまだマイナーなジャンルです。

その効果や取り組みなど、どのようなものがあるのでしょうか。

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園芸療法とは

もともとは1950年代にアメリカや北欧から始まったとされ、心や身体を病んだ人達のリハビリテーションのひとつの手段として広まりました。

 

アメリカでは主に戦争からの帰還兵に対して心のセラピーとして利用されていたようですが、北欧ではそれと並行して障碍者の社会参加、社会復帰などに利用されていました。

 

現在では障碍者や引きこもり、暴力を受けて心の傷がある方、囚人など様々な人達を対象として利用されていて、各分野で実績を上げつつあるようです。

 

 

 

日本での取り組み

日本に入ってきたのは割と最近で1990年代始めだそうです。

現在では園芸療法を学べる学校や団体も増えていますが、本格的に普及し始めたのは2000年代に入ってからで、まだまだ日本では知名度が低いのが難点です。

 

園芸療法は現在では心身共に弱った方や障碍者の方だけでなく、高齢者施設や子供を対象にしたものなど様々な方への取り組みがなされています。

 

アメリカではすでに園芸療法士の資格を取得するためのコースが存在していますが、日本では各団体や大学(短大も含む)が独自の資格を認定しているようです。

 

 

 

園芸療法の効果・効能

もともとは園芸を手段として心身の状態を改善することが目的でしたが、現在ではそれ以外の効果・効能もわかってきているようです。いくつかの効能一覧を書きます。

 

・生活不活性病(身体を動かさないことが続くことで、心身の機能が低下する状態)の改善

子どもたちの成長を促す(五感や感受性を磨く、知識や生活習慣の会得、社会性や協調性を学ぶなど)

・高齢者のリハビリ(身体機能を高める、生きがい、認知症予防、介護予防など)

障碍者のリハビリ(学習障害職業訓練言語障害のリハビリ、QOLの向上など)

 

これらのように、五感の刺激、心の傷の癒し、季節感や時間感覚を取り戻す、コミュニケーションの活性化、運動不足の改善や食欲増進などがあります。

 

 

 

園芸療法の今後

園芸療法の目的は園芸を通して身体的、精神的、社会的に良い状態を求め、損なわれた機能を回復することです。必ずしも植物をうまく育てたり、収穫を多くしたりすることではありません。

 

植物を育てるだけでなく、フラワーアレンジメントや切り花、鑑賞、香りを嗅いだり、野菜を使った料理を食べることなども園芸療法の一部です。

 

園芸療法は様々な効果や効能が発見されてきていますが、まだ科学的な根拠(エビデンス)が不足していたり、日本ではまだまだ活動が少ないです。

 

しかし、心身ともに弱った方や社会的弱者の助けになることは間違いありません。今後の発展を期待したいですね。

 

 

 

まとめ

これからの時代は、高齢化と少子化の問題がさらに加速するでしょう。そんな中で誰でも簡単に、日々の暮らしに根付いた方法があることは良いことです。

 

日本でも更なる発展によって、QOL(生活の質)の改善やセルフメディケーションの一環として注目されていくでしょう。