20代女性の9割が運動しない⁉ 国民健康・栄養調査からわかること
皆さんこんにちは。
昨日何気なくヤフーの記事を読んでいたら「20代女性の9割以上が運動習慣がない」という記事が出ていました。
そんなに低いだろうかと疑問に思って調べたところ、想像以上に運動習慣が少ない結果が出ていました。
そこで健康に直結する運動が、現代ではどのような状態になっているのかを書いていきます。
国民健康・栄養調査とは
厚生労働省が毎年発表している調査で、国民の身体や生活習慣の状況、食生活や栄養摂取量を把握して健康増進につなげようというのが目的です。
始まりは1945年に行われた国民栄養調査がもとであり、現在の調査内容は3つに区分されます。
3つの区分は身体(身長、体重、腹囲、血圧測定、血液検査)、栄養摂取(食品摂取量、栄養素等摂取量、欠食や外食などの食事状況)、生活習慣(食生活、身体活動・運動、休養と睡眠、飲酒、喫煙、歯の状態など生活習慣全般)に分けられます。
運動習慣者の状況
結論から言ってしまうと、若い世代ほど栄養バランスのとれた食生活を送っておらず、運動習慣の無い人が多いとする結果でした。
運動習慣のある人の割合は、男性で31.2%、女性で25.1%でした。年代別にみると男性は30代、女性は20代が最も運動をしていないということになっています。
数字で見てみると、30代男性は13.1%、20代女性は10.1%しか運動習慣がないということでした。つまり、男女共に9割前後が運動していないことになります。
各年齢層の数字は以下の通りです。
グラフは国民健康・栄養調査より抜粋
上のグラフからわかるように、年代が上がるにつれて運動習慣のある人が増加します。特に60代以降の増加が大きく、男女共に30%を超えています。
一回30分、週2回以上の運動を続けている人の割合も、70歳以上の男性で56%、女性38%に対して20代の男性は17%、女性は8%と低い数字が出ています。
高齢なほど数値が高いのは仕事や子育てが一段落つくのと、自身の健康に問題が出てくる人が増えるからでしょう。
まとめ
私たちの身体(特に筋肉)は基本的に20歳をピークに衰えていきます。筋肉は70代になるとピークの三分の二程度にまで減少するともいわれています。
加齢による筋肉の減少量は平均して年1%程というデータもあります。寝たきりなどでは筋肉の減少量が急激に進みますので、日頃から運動をして身体を維持することが大事です。
筋肉は動かせば年齢に関係なく太くなるといわれています。4、50代からはあまり激しい運動をする必要はありませんが、ウォーキングなど軽めの運動は続ける必要があります。
毎日少しずつでも動いて、生涯健康に過ごせるようにしていきましょう。